新浪微博(Weibo) 2.5億人突破 決済システムを整え、今後はECへ
11月9日、中国版ツイッターを展開する新浪SINAは2011年9月30日までの第三四半期の財務報告書を発表した。
報告書によると、9月末までのところ、新浪微博の登録ユーザー数は2.27億人を超え最近では2.5億人を突破し、新浪の広告収入は大幅に増加した。
しかし、投資価値の下落の影響により赤字に転落。純損失が3億ドルを超えた。前年同期は3130万ドルの純利益だった。
財務報告書の内容によると、新浪微博のユーザーアクティビティも明らかに向上した。
9月末までのところ、新浪微博のユーザーが平均的に毎日発表する微博件数は7500万件から8600万件に増えて、15%上昇した。
同時に、新浪微博全体のトラフィックも23%増を達成した。
現在の重点は微博により多くのSNS機能を追加してユーザーのロイヤリティを向上させることだと新浪のCEO曹国偉が述べた。
微博の普及は更に新浪のブランド認知度を高め、ネット広告ビジネスの業績を向上させたと曹国偉が表明した。
今年第三四半期、新浪のネットブランド広告の売上が初めて1億ドルを突破した。
新浪の第三四半期の売上高は1.303億ドルで前年同期比20%増。純損失が3.363億ドル。
曹国偉によると、新浪は微博のビジネスモデルを模索し続けている。
現在のところ、新浪は微博広告システムを発展させ、小額決済システムを強化している。
これは将来、微博のビジネス化のための不可欠なプロセスである。
小額決済の面では、ユーザーのSNSゲーム及び「微号」(新浪微博の新しい有料サービス。ユーザーにQQ番号と似ている純数字番号のアカウントを提供する。)用の新浪の微幣ビジネスは既に始まった。
市場分析機関クレディスイスの最新報告書の中では、「微号」ビジネスは新浪微博に3100万ドルをもたらすと予測されている。
Mirae Asset Securitiesが今年10月に発表した研究報告書によると、新浪微博が2012年にビジネス化を実現したら、新浪微博の広告収入は5000万ドルに達するとの予測している。
今後10年間におけるインターネットでは、Eコマ—スは爆発的な成長を遂げると曹国偉が表明した。
新浪は微博ECプラットフォームを構築しようとしている。微博のビジネス化のために、将来EC方面でより多くの試みを行う予定だという。