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中国 シングルデー"光棍節" ネットショップの書き入れ時。各社臨戦態勢へ

11月11日は中国では「光棍節」(シングルデー)である。
2011年11月11日は「世紀のシングルデー」とネットで呼ばれている。
この日は法定休日ではないが消費ブームを引き起こすため、ネットショッピング市場も臨戦態勢を迎えている。

去年のシングルデーは1つのビジネス上の奇跡を達成した。
その日淘宝商城の1日の売上高が前例のない9.36億元を突破し、香港1日の小売の総売上高を超えたのだ。
そのことは業界で話題になった。
今年は淘宝商城だけではなく、他の各サイトも積極的にこのビジネスチャンスを掴もうとしている。

最近、淘宝商城、京東商城、当当網、アマゾン、蘇寧易購、騰訊拍拍、凡客誠品、新蛋網、1号店、麦考林などのEC企業はこの日に向かってそれぞれに強力なマーケティングキャンペーンを展開している。
EC市場の新しいラウンドの価格戦争は差し迫っている。

専門家の予測では、各サイトの競争が激しいため、シングルデー前後のホット商品の価格の変動は非常に激しくなる。
競合他社の価格が自社より安いことを見つけたら、ほとんどのサイトはすぐにそれをフォローして自分の価格を引き下げることが考えられる。
また、今回の消費ブームは、ネットショッピング市場の物流サプライチェーンにとっては1つの試練である。

このシングルデー。学校の文化がネットに広がったらしいが、いつの間にかネットショップのキャンペーンに利用されるようになったようだ。
日本のバレンタインデーがチョコレートの日に変わったように、どうもこの日はネット販売の日にうまく結びついたようである。