中国インターネット事情

ITを中心に中国の事 もろもろ

共同購入サイト「拉手網」黒字化? 内部関係者が明かす

10月9日、拉手網のインサイダーによると、拉手網は既にビジネスの全体的な黒字を実現した。
拉手網は業界での初めて黒字を実現した共同購入サイトだという。この情報について、拉手網はノーコメントとしている。

最近、元祖共同購入サイトであるGrouponの上場が困難になっていて、中国国内の共同購入サイトには人員削減の報道が次から次に出ていて、共同購入業界の見通しが楽観的ではないと思われている。
しかし、iResearchのデータによれば、中国の共同購入業界は依然として着実な成長を維持している。
2011年7月中国共同購入サイト全体の1日あたりのカバー利用者数は2733.5万人に達し、6月に比べて1.4%増だった。
7月の中国共同購入サイトユーザーの1ヶ月のアクセス総数は22.4億回に達し、6月に比べて7.8%増だった。

アナリストの話によると、共同購入は既にE-コマースプラットフォームの不可欠なマーケティング手段となった。
長期的に見ると、共同購入は死んでいない、ただ、単独ではなくさまざまなビジネスモデルと融合しているという。


様々なサービスと連携したり良い商品を提供したりして生き残るサイトと、ダメなサイトに二極化している。
すでに、「共同購入」という単独モデルだけでは、生き残りは厳しい状態になっているのであろう。
単独モデルであるGrouponの市場価値は僅か半年前に250億ドルといわれたものの、今はせいぜい60億ドルと言われている。
最初の250億ドルって一体なんだったんだよと。
共同購入サイトに対して、客も運営者も投資家も、みな冷静になってきたのだろう。