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アリババ 明日から全面的に実名認証

「阿里巴巴网络技术有限公司」(アリババネットワーク技術有限公司)は、即日からアリババ中国プラットフォームでの会員に対して実名認証を全面的に行うと発表した。
9月23日前に実名認証を完了しなかったユーザーが商品情報を出すことは出来なくなる。

アリババが発表した《关于规范阿里巴巴中国站用户身份信息的公告》(アリババ中国ユーザーの身分情報を規範化にすることに関する公告)によると、9月23日から、新規登録会員がアリババ中国のサイトで商品供給情報を発表するには身元確認をしなければならない。

公告の内容によれば、9月23日以前に登録した会員は9月23日前に実名認証を完了しなければならない、でなければ9月23日後に商品情報を出すことが出来なくなる。
もし12月31日までにまだ実名認証を通過しなかったら、これらのユーザーがすでに出している商品情報も12月31日に削除されることになる。

実名認証の導入はユーザー身分情報の真実性、正当性、有効性と完全性をさらに高めるためだとアリババ方面が述べた。
アリババは安全で、信頼できる電子商取引プラットフォームを提供することに取り組んでおり、実名認証はその第一歩だという。

今年2月、アリババの発表により、0.8%の中国サプライヤーは詐欺の疑いでサービスが停止されている。
そのため、アリババの一部の上級管理者は辞任して、インターネット業界での激しい議論を引き起こした。
その後、アリババは有料会員店舗の検証プロセスを改善、販売側のインセンティブシステムを調整するなどの、信頼性を向上させる対策を展開していた