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アリババ淘宝網を3つの会社に分割 スピンオフで上場へ

6月16日、アリババグループは、淘宝網をC2C業務の淘宝網(taobao.com)、プラットフォーム型B2C電子商取引サービスプロバイダーの淘宝商城(tmall.com)とワンストップショッピング検索エンジンの一淘網(etao.com)この3つの独立した会社に分けると発表した。発表によると、即日から、陸兆禧は淘宝網CEOの職務を辞任し、専任として上場会社「阿里巴巴网络有限公司」のCEOを担当する。分けた後の3つの会社は総裁プラス理事長のシステムで運営する。今回の会社分割は淘宝網の内部事業構造に対するもので、ユーザーのショッピング体験には影響しないとアリババが表明した。淘宝網インターフェイスで淘宝商城の商品を検索することができる。淘宝網を分割した後、より大きな産業価値、企業価値と株主の利益を生み出すことができる、未来にグループ全体で上場する可能性を排除しないと馬雲が表明した。しかし、多くのアナリストの考えでは、淘宝網の分割はその中のひとつの会社が単独に上場するためかもしれない。また、淘宝商城が先に上場する可能性が最も高いと予測されている。また、「最近2年間、インターネットは検索、SNS電子商取引の分野では構造的な変化が発生した。2009年にスタートした「大淘宝」戦略はオンラインショッピング流れを確立した。発展により良く適応するためにグループは「大淘宝」戦略を「大阿里」戦略にアップグレードすると決めた。」と馬雲が表明した。