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中国の共同購入サイトの序列ほぼ決定。大型サイト傘下のサイトはまだチャンスあり

拉手網、美団網などの大手共同購入サイトは巨額の資金調達を獲得し、糯米網も人人網の上場のおかげで明るい見通しが持たれている。

また、5月12日のニュースによると、「团购导航」(共同購入情報案内)サイト「団800」は5月に第1ラウンドの資金調達を完了するとされている。
具体的な金額と投資側はまだ明らかにされていないが、これは今までの共同購入情報案内業界では最も大きい資金調達だという。
一方、5月3日、もう1つの共同購入情報案内サイト「千団網」はエンジェル投資家の徐小平から約一千万元の投資を獲得している。
このように、共同購入業界はまた1つの資金調達ブームを巻き起こしているが、現在はVCも投資に対して慎重になってきているという。

団800の共同設立者胡琛によれば、全国的な共同購入サイトのランキングはすでに確定しており、後発の中小共同購入サイトがこのランキングを覆すのは既に難しくなっているとしている。
しかし、トラフックが稼げるサイトにぶら下がっている共同購入サイトにはまだ発展する余地がのこされており、例えば、去哪儿網、京東商城などは既存の資源優位を利用して共同購入業務を発展させている。
また、共同購入サイトにとっては実体店舗が重要なので、ローカル共同購入サイトはまだ自分の都市で発展する機会があるだろう。

地下鉄、バス停、住宅コミュニティなどの公共の場所の看板が共同購入サイトの宣伝で占められており、オフィスビルやマンションの液晶モニターには団800などのサイトの広告が出ている。
もはや中国の共同購入業界の競争は、単に資金競争になっている。

とにかく有名にして、出品者の宣伝手段として利用できるようにすることがこれらのサイトの目的で、とくに技術がどうとか全くないので資金競争に陥るのも仕方がないのかもしれませんね。