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中国の食べログ「大衆点評網」 1億ドルの資金調達を完了

4月26日、中国国内の業界をリードする都市生活情報案内サイト「大衆点評網」は1億ドルを超える資金調達を完了したことを発表した。

今回のラウンドの投資は「摯信資本(Trust Bridge Partners)」、「セコイア・キャピタルSequoia Capital )」、「启明维创投资咨询(上海)有限公司(Qiming Venture Partners)」、「光速創業投資基金Lightspeed Venture Partners)」この4つのベンチャーキャピタルが共同でおこなったものである。

大衆点評網のCEO張涛によると、今回の資金調達は主に新しい都市への拡大、共同購入業務の発展と競争、マーケティング、モバイルインターネットの開発と事業の合併や買収に使用されるという。共同購入とモバイルクライアントは現在の大衆点評網の2つの重点だと張涛が表明した。未来の発展モードはYelp+GrouponFoursquareだという。

上場計画について今年か来年かに上場する計画をしていたが、現在はこの計画を延期することにしたと張涛が述べた。

また、投資機関による企業価値評価は約10億ドルだと大衆点評網は主張している。大衆点評網からのデータによれば、2011年3月まで、共同購入の専門の販売チームはすでに9都市をカバーしている。去年6月から始まった共同購入ビジネスの去年のユーザー売上高が1億元近くに達し、共同購入の収入は去年の総収入の30%-40%を占めた。今年、この割合がさらに高まり、販売チームが30-40都市へ拡大することが予測されている。
 
関連情報によると、2008年11月の終わり頃に大衆点評網は黒字を実現している。2009年の売上高が1000万ドルに、2010年の売上高が3000万ドルに達した。

2003年4月に設立された大衆点評網は都市消費体験のコミュニケーションと情報の集まりに力を注いで、中国の消費者に地元の飲食、レジャー、娯楽などの生活サービスのコメント、情報共有のプラットフォームを提供する。2010年6月に大衆点評網は共同購入分野に進出している。


グルーポンのような単体のサイトよりも、確実にこちらの方が受けるでしょうね。筆者も良く見ています。