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激しい競争の中、独自の戦略で頭角を現す共同購入サイト「米奇網」

4月12日のニュースによれば、女性向けの共同購入サイト「米奇網」(www.miqi.cn)は1千万元のエンジェルの投資を獲得したと発表した。
今回の資金調達は商品の供給源の拡大、買収計画及び人的資源開発の面に使用されると米奇網のCEO馬強が述べた。
米奇網はすでに人材募集計画を開始しており、今年中に2-3軒の同業サイトを買収して会社の規模を拡大する可能性があるとしている。

米奇網は2010年11月に開設された共同購入サイトで、ハイエンドブランドの化粧品のネット販売に位置づけられている。
毎日いくつかの化粧品の共同購入サービスを提供する。米奇網の公式データでは、2011年4月までに米奇網の商品の取引量は50万件を突破し登録ユーザー数は45万人に達している。
過去4ヶ月間、1日あたりの平均注文件数が2000件で月間平均売上高が1千万元を超えた。

「米奇網」は顧客と商品を絞り込み、競争が激しい共同購入サイト業界で、独自の存在感を出しているということだろう。
資金量や知名度だけが、勝負を決するのではないという典型例だ。
高級品ということで戦略が少し似ている、資金量と知名度がある中国版グルーポンが迷走を続けているのに比べて対照的である。


こちらは、1251人購入。

 


中国版グルーポン こちらは3人購入。
中国人の知り合い曰く、あれだけ派手に宣伝しているのに、3人なんていう数字を出すことが逆に信じられないといっていた。