JB4020 中国製ガイガーカウンター 早速分解してみた
JB4020という物をタオバオで買ってみた。5年前にebayで購入したロシア製ガイガーカウンター(RD1503)は、いわきの知り合いのところに置いてきたので今回は中国製を購入してみた。
まず、現在の測定の数値だが、0.08~0.2くらいで、バックグランドの放射線を拾っているレベルである。ロシアの機械が通常0.16位が平均だったので同じくらいか。
なお、今現在は全くの通常値である。
この機械の場合、1秒、30秒、60秒と測定間隔設定があるが、当然期間が短い方が数値のばらつきが大きい。その間隔内にGM管に対し放射線が入った回数をカウントしているだけなのだろう。
ガイガーカウンターなのだから当たり前なのだが、1秒設定だと0~0.5くらいまでバラツキある。
そして、恐らくは、60秒設定ではその間隔のカウント数の平均値を取っているので最も正しい数値が出るのではないだろうか。数字が0.08~0.2くらいに収束し、大体は0.15くらいである。
まあ、このレベルの機械ではこんなものではないだろうか。
ロシア製の機械には被曝量積算機能がなかったが、この中国製にはそれがある。
時計機能が付いており開始日時を設定しておくと動いている限り、被曝放射線の積算値を自動的に表示できるようになっている。
また、設定パラメータのバックアップ機能もある。測定できる最大値もこちらの方が遥かに大きい。ロシア製9.99μSV/hに対し、200.00μSv/hまでOKだ。
ダメな点は、まず作りが雑なところ。本当にGM管が入っているのか最初は心配だったが分解したところ結構大きな物が入っていた。また、基板の設計は結構古い感じである。
デジタルな部分はPIC? でコントロールされており専用ICを使っていないので回路がゴチャゴチャしている。汎用部品を基に組み上げたといった感じだろう。
GM管はガラス製で、ガンマー線やX線用である。
機械に耳をかざすとジーっという音が聞こえる。昇圧回路がでGM管の駆動電圧まで上げている。まあ、普通のガイガーカウンターだろう。
ガガガって音がしないのがちょっとつまらないかもしれない。とりあえず数値が出ればよいのだが。