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中国 まともなEC企業を構築するには10億元(125億JPY)の資金と10年の時間がかかる

3月27日に深センで開催されたCEOサミットで、「モバイルEコマースは今後数年間で大きく発展し、SNSと結びつけた電子商取引はもっとユーザーや企業のニーズを満たすことができる」とTencentの会長馬化騰が述べた。
今後数年で市場規模が1000億元に達し、売上高が1億元を超える垂直型のB2C企業が150軒以上誕生すると馬化騰は予測している。
また、これらの企業は将来に合併や買収の対象となる可能性があるという。

京東商城のCEO劉強東はサミットで、「まともなEC企業を構築するには10億元の資金と10年の時間がかかる」と述べた。
劉強東によると、現在、京東商城では、研究開発と物流へ巨額の資金投入を行っているという。今年は1300人以上の研究開発スタッフに約3億元を費やすと予測される。
また、帯域幅、サーバーへの投資に加え、研究開発への全体的な投資額が約4億元に達しないと、業務規模の成長率についていけないという。

また、価格競争について、劉強東は「商品の値段が高くなると、B2C企業はすぐに死んでしまうので、価格競争をしなければならない」と表明した。
単に価格競争をするだけでは駄目だが、価格競争をしなくては絶対に駄目だという。

中国でEC企業を作るなら少なくても125億円くらい用意しておけという話。