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「大衆点評網」大規模な資金調達。共同購入サイトに巨額の資金投入

「大衆点評網」(www.dianping.com)は資金調達を行っていることが理事、副総裁龍偉から確認された。その規模は今まで国内すべての共同購入サイトの融資総額を上回る。
信頼できる情報源によると、今回の資金調達は少なくとも1億ドルに達する。具体的な情報がまもなく発表されるという。

業界の分析によると、大衆点評網今回の大規模な資金調達は一部の企業のIPOによる資金調達額の規模を超え、大衆点評網が上場する前に最後の資金調達である。

同社は2008年に黒字化。2010年の売上高の規模は3000万ドルに達した。去年から、大衆点評網は上場計画を進めているというニュースがあった。今回、大衆点評網が未公開株投資を受けることは大規模な投資で共同購入市場を拡大することを示していると思われる。

龍偉によると、今年、大衆点評網は共同購入を業務拡張の重点の1つとして急速に発展する予定である。現在、大衆点評網の共同購入業務は北京、上海など8つの一級都市に集中している。
これを今年は全国の約30の都市へ拡大すると計画している。同時に、大衆点評網は2-3億元を投入してプロモーションを行い、共同購入業務を速やかに軌道にのせる予定である。

「単に共同購入をするだけのサイトでは生き残りは難しい。Groupon食べログの優位性を同時に持っている大衆点評網は最後の勝者になる」と龍偉は考えているようだ。


中国最大の食べログ的サイトであるが、そのサービス範囲は食に留まらずホテルや生活関連サービスなど様々な分野に広がっている。便利なので筆者も良く見ているサイトだ。
共同購入サイトは物品よりもサービスのプロモーションに適しているので、このようなプロモーションサイトでこのサービスが提供されるのはマッチしているのではないだろうか。