中国インターネット事情

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中国 ダッシュ失敗。躓いている共同購入サイトもある。巻き返しはできるか?

最近、「慧聪网」は初めての工業製品を主とする共同購入サイト「慧聪团」(http://tuan.hc360.com)を正式にオープンした。共同購入の主体を個人(B2C)から企業(B2B)へ拡張しただけでなく、それに合わせて商品を一般的な消費財から企業用製品へと拡張した。

「慧聪团」は慧聪网が前に提出した「T2B」(Team To Business)理念に対する説明である。今までの個人の消費者を主とする「同購入サービス」モードと違って、消費のターゲットを企業に設定している。

「慧聪团」はB2B共同購入のオンライン決済部分を通じさせ、取引のサードパーティの役割を果たして、買い手と売り手の利益を保護する。

国内の有名な電子商取引のプラットフォームとして、慧聪网は豊富な買い手と売り手のリソースを持っている。慧聪网が共同購入ビジネスへ参入するには明らかな優位を持っているはず?

B2B的なグルーポンといったコンセプトのサイト。アスクル的なバックグラウンドがあれば面白いかもしれない。しかし、「慧聪团」の場合、商品群も微妙で結果も微妙になっている。まだ開始して日が浅いとはいえ、スタートダッシュには完全に失敗している。1日あたりの売上はそのあたりの個人商店より低そうだ。目玉商品を次々に投入する資金力があるかどうか? それこそがこの手のサイトで成功する秘訣と言えるのでは。逆にいえば、そこそこアクセス数はあるだろうし外資からすれば組みやすいかもしれない。