中国インターネット事情

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中国 ネットで郵便送金。モノ、金を地方へ送る場合にはやはり郵便局は便利

最近、「深圳市财付通科技有限公司」(Tenpay)と「中国邮政储蓄银行有限责任公司」は提携し、共同で郵便ネット送金業務の展開を始めた。

初めて邮政储蓄银行とこのような業務提携を展開するサードパーティのオンライン決済サービス会社として、「财付通」(Tenpay)は自分のプラットフォームの利点と顧客を利用して、邮政储蓄银行と共同で安全で便利、効率的なオンライン送金プラットフォームを作成するという。ユーザーは财付通を使って、ネットで郵便送金を行うことができる。

ユーザーが财付通で送金する場合、「按址汇款」(受取人の住所宛ての送金)、「密码汇款」(パスワードでの送金)及び「入账汇款」(受取人の邮政储蓄银行の口座への直接送金)3つの方法があるという。紹介によると、财付通を利用して、ネットで邮政储蓄银行の口座へ送金する操作が簡単なので、ユーザーは2分で送金を完了することができるという。また現在、手数料の半額等の割引が行われている。

中国でも日本と同じように、郵便局が金融サービスをやっている。地方の村などには銀行がないので、郵便局の独壇場だ。

宅配便ネットワークよりは、銀行ネットワークのほうが上だが、地方では物流でも金融でも郵便局が一番である。