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アリババグループ物流業界へ参入。電子商取引の障害となる中国物流の近代化を図る

アリババグループは2011年1月19日に正式に物流戦略を発表した。アリババグループ及びその金融パートナーは第一段階に200億元-300億元を投資し、徐々に全国で倉庫ネットワークシステムを建設する予定である。アリババグループ自身はが100億元を出資する予定っだという。倉庫以外の物流領域に直接に関与しなくて、投資にて関与するとアリババが表明している。

アリババは、電子商取引の生態系の他のパートナーと共同で1000億元以上の資金を調達して物流システムを発展させ、中国の電子商取引を制約する物流のボトルネックを解決したいと表明した。

以前、アリババグループは「星辰急便」と「百世物流」を含む2つの物流企業及びシンガポール政府投資公社(GIC)傘下の物流部門グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)に投資した。しかし、倉庫の方面ではまだ直接的な投資をしていない。

今まで、淘宝網の貯蔵施設は、主に既存の倉庫をレンタルする方法で解決してきた。物流業界は電子商取引の生態系の中で非常に重要だと馬雲が述べた。しかし、中国の物流業界の基礎建設がとても弱いので、直接に電子商取引市場の発展を制限している。そのため、アリババグループはいろいろ研究した上で、積極的に電子商取引を支える近代的な物流システムの構築に参加することにした。全国倉庫ネットワークの建設を推進する。

アリババは建設した倉庫プラットフォームをオープンして淘宝網の売り手、物流企業、独立したB2C電子商取引サイトなどに提供し、そしてレンタルをする方法で収益を獲得するという。