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テンセント、百度、金山。共同で中国最大のセキュリティ関連データベース構築へ

ますます深刻になっているオンラインショッピングのセキュリティ上の脅威に直面し、テンセント、百度、金山は共同で中国最大のフィッシングサイトURLのデータベースを構築すると宣言した。
フィッシングサイト情報の対策システムを共同設立して、インターネットユーザーにタイムリーで、スピーディーなオンラインショッピングセキュリティの解決策を提供する。

金山網絡が最近発表した「2010年オンラインショッピングセキュリティ報告書」によると、2010年に1億人以上のユーザーが少なくとも1一回のオンラインショッピングに対するセキュリティの脅威に遭遇したことになる。実際、経済損失が150億元を超えているという。オンラインショッピングのユーザーの1人当たりの経済損失は2009年の80元から2010年は150元に上昇した。このようにオンラインショッピングのセキュリティの問題は急務となっている。

アンチ詐欺サイトURLのデータベースの運行システムについて、悪意のある詐欺サイトURLに対する処理のプロセスは次の3つのステップに分けると金山網絡の副総裁陳勇が述べた。
まず、百度とテンセントは収集した疑わしいサイトのURLを金山に提出する。次に、金山の雲セキュリティサービスセンターがこれらのサイトのURLに対して分析と鑑定を行い、鑑定した結果をフィッシングサイトサイトURLのデータベースに入力する。最後に、百度とテンセントは金山のクラウドセキュリティインターフェイスを使用して、アンチ詐欺サイトURLのデータベースを共有し、その結果を自社の製品に適用する仕組みになるという。

百度とテンセントの情報収集能力及び金山のセキュリティ技術で、アンチ詐欺サイトURLのデータベースの構築は深刻なセキュリティ問題を解決するための重要な促進作用があるという。

中国には怪しいサイトも沢山あるので、問題なく機能すればかなり役立つものになるのではないでしょうか。参加会社の面子を見る限り中国のセキュリティ系のDBでは最強の存在でしょう。