中国インターネット事情

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中国のネット利用者数 10年末で4.69億人。今後3年で7.18億人:総人口の52.7%に

DCCIインターネットデータセンターが最近発表した2010年中国インターネット調査データによると、2010年末の時点で中国のインターネット利用者の規模は4.69億人に増加し総人口の35%に達すると予測されている。今後3年で、インターネット利用者の規模は7.18億人に、総人口の52.7%に達すると予想されている。

インターネット利用者のネット消費意識が強まるに従って、ネット消費は急速な成長傾向を示している。2010年上半期ネット消費の総額は4734億元に達した。今年は11594億元に達し、2013年は2兆元を超えると予測されている。ネットショッピングの急速な発展に従い2011年のネットショッピングの支出はネット消費全体の半分を突破すると予測されている。

現在、消費財はネット取引の主導的地位を占めている。中国のオンライン決済ツール支付宝(アリペイ)はすでにeBayのPayPalを追い越し世界最大のネット決済システムとなっている。2010年9月末まで、アリペイの登録ユーザー数は5億人を超えており、平均的にアリペイの一日の取引金額が20億元を超え、一日の取引件数が700万件に達している。PayPalの今年第3四半期の1日あたりの取引件数が388万件に過ぎない。

中国は確かに閉じた世界だが、それは池ではなく全く別の海が広がっている。そして、そこにいる者は池の蛙ではなく一旦外に解き放たれたら世界を食いつくす龍かもしれない。