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中国のネットで話題沸騰 海外データローミング超高額請求事件。中国政府を動かす

最近、中国の携帯電話ユーザーは国際ローミングデータサービスを利用する場合、よく「天价微博」(高価マイクロブログ)、「天价QQ」(高価QQ)と呼ばれる事件が起こっている。

先日、ある中国聯通iPhone契約ユーザーはマイクロブログで「モスクワで3回マイクロブログに書きこんだら、中国聯通(China Unicom)に3900元(46,800円:大卒初任給より高額)のインターネット通信費を支払うことになった」という情報を発表。その情報はわずか48時間で7400回転送され、2600件以上のコメントを集めた。

その後また、あるユーザーが海外で1時間半で携帯QQを利用したら、携帯が3.4万元(40万円以上)の延滞金になった。これらの事件はネットで話題になっていて、通信キャリアの料金体系が疑問視されている。

これらの事件は中国工業情報化部の注意を引き起こしている。12月9日、工業情報化部の関連責任者はこのような事件がまた起こることを防ぐために関連する文書を制定していると表明している。電信企業が価格と通信量に関する情報を伝えるサービスを改善して消費者に提供するように、携帯キャリアを導いて規範に合わせてゆくことになるという。

日本でも海外でのローミングデータサービスの高額請求は問題となっていますが、中国でも同じような問題が発生していました。情報弱者をターゲットにした携帯ビジネスの本質は日本も中国も変わりませんね。とはいっても、大体の携帯にシムロックがかかっていない中国では、日本より問題が遥かに小さいといえます。取りあえずsimさえ現地のものに変更すれば現地料金で使えますから。

日本の携帯はロックがかかっていてsimカードを変えられないので、日本以外の海外で利用すると高額な料金を問答無用で請求されるはめになります。現地料金との差が一体何なのか合理的な説明をしてほしいものです。

とりあえず、自己防衛策として海外では日本の携帯は使わないようにしましょう。
例えば中国なら、2200円くらいで販売されている最も安いノキアの電話を買って、30元くらいでsimカードを購入し、100元ぐらいのプリペイドカードを買って入金しておけば、日本のキャリアに無駄金を払う必要は全くありません。日本の電話番号から受けることはできませんが。例えば、現地番号に国際電話をかけてもらう(日本から海外への格安電話サービスが沢山あります。料金は1分10円くらい)など、色々と方法があるので問題にはならないでしょう。

ソフトバンクsimロック解除に反対をしているという話ですが、切れまくる電波をどうにかしてから言ってほしいものです。日本に居る時は大体都内でよく使うのですが切れるし遅いし上海の中国聯通3Gよりダメな感じです。
simロックで囲い込みを行っている所が、simロック無しで戦っている完全自由主義経済の国には勝てませんよね。