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Android2.2Froyoがなかなか出ないXPERIAは、ガラパゴス生態系絶滅の予兆

先日、HTC G1(元祖アンドロイド携帯!)の2.2化が終わって、色々とアプリを入れてテストしているが、多少遅いものの使えないことはないようだ。
以外なことにスカイプ(Liteではない)のチャットだけではなく音声通話まで出来てしまっている。

でも、やっぱりG1はちょっと遅いので、他のアンドロ携帯の価格は幾らぐらいするかなーって調べていた。
その中で、ソニーエリクソンXperiaが2.2どころか2.1にすらなっておらず、まだ1.6のままと言う事に気がついて驚いた。

どうも、差別化ために組み込んだ独自プログラムがアンドロイドの進化について行けていないようだ。
その独自部分のせいで、スペック的にはOKなフラッシュプレーヤーやスカイプを使えないのだからユーザーからしてみればたまらない。
ガラパゴス資産が沢山あるから、アンドロイドにも付け足してしまえ! で完全に「蛇足」状態になっているわけである。

これを教訓にして、日本のメーカーも、いい加減に学習したかと思っていた。

そう思っていたら、シャープがAU向けに更にガラパゴス度を高めたアンドロイド端末を出すそうだ。
日本は限りなくのどかだ。ワンセグとか。

速くて安くて高機能で世界共通。さっさとそういうハードを作るべき。
そうしないと、来たるべき中国からの集中輸出で全滅は避けられない。
あと少しで、外来種「9000円アンドロイド携帯」が襲来する。

その来たるべき時に、独自仕様てんこ盛りでOSの更新もできないハードを誰が買うのだろうか?
最新型を購入したら何故かWindowsXPで、OSの更新もままならないPCをつかまされたとしたら。

そんなものより、普通に更新可能な中国製のリーズナブルな携帯のほうが遥かにいい。