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中国B2C「当当網」。訪問による返品引き取りと返金で、アフターサービスを強化

最近、「当当網」は北京、上海、広州など全国800の都市で消費者に訪問による返品引き取りおよび返金サービスの提供を始めた。今後、ユーザーは当当網でショッピングを利用して返品が生した場合に、当当網で返品申請をした後、自宅で返品して返金を受け取ることができるようになる。

不具合のある商品を返品したい場合、ユーザーが当当網で返品を申請するプロセスはとても簡単だという。商品到着の日から7日以内に、ユーザーが商品を元のままを維持していて、またその商品が返品の条件に合うなら返品申請ができる。当当網のサービス担当者が2〜3日以内に消費者を連絡して返品の関連事項を確認。その後スタッフが消費者が指定した場所に出向き返品を完了する。

現在、国内各B2Cオンラインショッピングサイトは、返品について、普遍的に「先に商品を返品した後に返金を受ける」という方法を採用しており、このプロセスは手続きが複雑で非常に時間がかかる。
現状のネットショップはアフターサービスがとても弱い状態だ。

このような状況下で、当当網が行う訪問して返品引き取りをするサービスは中国のはB2Cサイトにとって大きいチャレンジだといえよう。

アフターサービスはネットショッピング利用者が懸念する部分であるが、訪問による返品引き取りと払戻を行うサービスを提供することによって懸念はほぼ解決するものと思われ、B2C業界にある1つ大きいボトルネックを打破することができる。
当当網のこの新しいサービスによって、オンラインショッピングの潜在的な顧客はさらに増えると考えられてる。