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茨城空港に4000円で進出する春秋航空は、中国で最も電子化が進んだ航空会社

春秋航空有限公司」は中国初の民営資本で独資経営の低コスト航空会社(格安航空会社)で「春秋旅行社」が2004年5月26日に創立した会社です。資本金1億元(13億JPY)です。春秋航空有限公司は主に中国国内の航空の貨客輸送業務と観光客のチャーター輸送業務を行っている。

春秋航空は中国にあるただ一つの低コスト航空会社で、旅客のために節約することを経営の理念としている。旅客に安全、安価、時間厳守、便利な航空旅行サービスを提供し「低コスト、高品質のサービス」を追求しているという。   

国内の伝統的な航空会社の飛行機の一日の平均飛行時間は10時間ぐらいですが、春秋航空は13時間を達成し、航空機の利用率を高る工夫をしている。また、業務の電子化も中国の航空業界では最も進んでおり、旅客はインターネットやモバイル端末で航空券を予約して決済が出来、さらにネットで機内の座席を選ぶことも可能である。自分でCheck-In搭乗手続をすることもできる。

春秋航空は重点的に航空券のネット販売や電子チケットを活用しており、この部分でも一段のコスト削減が可能となっている。電子化が進んでいるために、需給にしたがって航空券値段が株価のように変動する。

春秋航空は旅客に航空機内の無料食品を提供していない。格安航空会社として、無料食品を提供しないのも更なるコスト削減の方法だという。しかし、同時に機内で食品と自分の会社の模型飛行機などの特色のある製品をメガホン(正確には機内放送用のマイク)片手に客室乗務員が販売している。この面白い販売風景の写真を撮影すると何故か画像を消去しろと中国語で怒られるのだ。

この航空会社とJALを比べれば、日本と中国の勢いの差が表れていますね。この会社、何でもやってやろうと云ったベンチャースピリットに溢れ、立ち乗り飛行機! を開発しようとしたり、機内で実演販売のごとく小物を売りまくったり。 発想がとてもユニークです。 今回は茨城・上海間の一部座席を4000JPYで販売。。成田から上海の料金が普通は30000JPY位するので、かなりの激安です。

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■企業サイト(中国語) 予約の時に必要な身分証明書ナンバー(中国国民は国民総背番号制で公安局発行の身分証明カードを持っている)の部分は外国人ならパスポートナンバーでOK。
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