中国 GoogleのICPライセンス(免許)を更新
数日前に、GoogleのICPライセンスの年次更新を中国当局が認めたという噂が流れていたが、どうやら本当だったようだ。
しかし、これでGoogleは中国側の要求である、検閲を受け入れたということになる。当初の志より一企業として中国市場を捨てるわけには行かないということなのだろうか。
中国側としても、下手に拒否してアメリカとの関係を悪化させるよりも、取りあえずICPに従うなら認可してしまった方が得であるという判断が働いたのだろう。
政治問題にかこつけて、アメリカが最も競争力を持っているIT産業の王者Googleを排除することは、輸出産業へのアメリカの報復を招く事態になりかねない。
日本を良く研究している中国として、ここは譲歩したのだ。スーパー301でも発動されたらかなわないだろうから。
中国のIT産業は中国にあるからこそ意味がある。それらはIT技術が高いわけでもアイディアが優れているわけでもない。GFWやICPという防壁に守られているにすぎないのだ。
アメリカはまさにそれを貿易障壁とみなしており、自国の最も競争力のある輸出品を中国でも売るために今後もますます中国に揺さぶりをかけてくるのではないだろうか。
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