中国インターネット事情

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中国未成年者のインターネット利用の報告書(2009~2010)が北京で発表

報告書では、未成年者がインターネットを利用する重要なグループとなっていると指摘されており、客観的に未成年者のインターネットの利用動向を理解して、正しい指導を強化する必要があるとされている。。

中国インターネット情報センター(CNNIC)の提供するデータによると、2009年の年末までで、中国インターネット利用者の規模は3.84億人に達した。その中でも10~19歳のインターネット利用者は31.8%を占めている。報告書はこのデータによって推計して、中国の10~19歳のインターネット利用者の規模は1.22億人を超えたと指摘している。もし10歳以下のインターネット利用者を加えるならば、昨年末まで、中国の未成年者のインターネット利用者はすでに1.26億人以上となる。

インターネットの未成年者の成長への影響は大きくなっている。しかし、未成年者の専用のオンラインコミュニティサイトは非常に不足している。中国で最も影響力のある20軒のオンラインコミュニティサイトの中、未成年者を主要な対象としたものは一つもない。この状況は未成年者がインターネット利用者の3分の1を占める事実に非常に合っていない。このような情況で、ネットが青少年に教育とサービスを十分に提供することは難しいとされている。

中国には子供向けの教育的ネットサービスが少ないという話だが、そんなものは流行らないから誰も作らないのであろう。せいぜい日本にもある学習塾の代わりになるネットサービスぐらいだろうか。コミュニティサイトならば、普通にQQやらカイシンワンやらレンレンワン等を使うのではないだろうか。

それにしても、「10~19歳の青少年のネット利用者」だけで日本の人口と同じなんですけど。教育的指導よりそちらの方がむしろ驚いた。