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アンドロイド携帯9000円時代。スマートフォンの低価格化に拍車。ガラケー滅亡か

Androidの市場見通しは良好で、さらに多くの設備メーカーやチッププロバイダがAndroid陣営に参加すると予測されている。

そんな中で最近気になった発表としては、台湾のチップメーカーのメディアテック(MediaTek)が、すでにAndroid3Gチップの研究と開発プロジェクトを完成したと発表したと発表したことだ。これは、超低価格3G Androidフォンが登場することが確実になったことを意味する。

近頃、メディアテックは、お客様にこのチップのサンプルを提供し始めた。今年第4四半期に量産を始める予定とされている。周知のように、メディアテックのチップは価格面で明らかな優位性がある。メディアテックの3G Androidチップを採用するAndroidスマートフォンは、その価格は100ドル以下(約9000円)になるという。

また、最初は中国市場に投入され、ユーザーは今年年末あるいは2011年の上半期にこの携帯を買うことができるという。さらに将来、チップはヨーロッパや米国市場で投入されるという。

近頃Androidの市場から見ると、HTCはすでにWildfire携帯を出して、サムスンの格安Corbyシリーズにも最初のAndroidスマートフォンが誕生した。これはGoogleAndroid OSがすでにハイエンドのスマートフォンだけでなく、ローエンドスマートフォンの市場に侵入し始めたということである。

そして、今回のメディアテックの参戦により、スマートフォン市場の競争はさらに激化することが確実視されている。


アンドロイド携帯が9000円って、まさにノートPCが辿った道か。高値の花だったノートPCが今や4万程度に。

メディアテック(MediaTek)の格安チップは中国で山寨として出回っている多くの第2世代携帯につかわれていた。しかしそれはGSM用だったので、日本には何の影響もなかった。


wikipedia.orgの山寨携帯の項目から
製造業者はほぼすべてがファブレス半導体メーカーである台湾MediaTek社製の半導体を使用している。MediaTek社の半導体を使って、例えば中国香港のCaixon(凱信通訊科技)社のような会社が製品設計を担当して[2]、各製造会社へその設計デザインを販売している。 MediaTek社が高度な機能まで含めたリファレンス・デザインを完成させ、提供しているので、中国国内の設計会社や山寨手機メーカーは元となる海外製品の意匠デザインに手を加え、細かな構成部品の変更やソフトウェアの調整だけで製品化できる。この模倣携帯電話機の製造には、「世界の工場」となった中国国内の多様な生産能力[3]が下支えしており、筐体や基板の製造も容易にこなせる実情がある。


しかし、今回のチップは第3世代(3G!)。日本でも使えるぞ。

アンドロイドスマートフォンsimフリー版が、わずか9000円のビックリ価格。

昔のPC98のように、日本メーカーがチマチマ作っているガラケー(ガラパゴス携帯)は絶滅するな。これは。