中国インターネット事情

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株投資家の情報はネットで販売中。個人情報ダダモレ状態の中国

株式市場の変動を利用して、いくつかの不法業者は株投資家独特の利益を求める心理を利用して様々な手段で株投資家の情報を盗んでいるという。そして、盗んだ情報を利用して、電話でインサイダー情報の提供や株式推薦を提供するなどの手法で詐欺を行うという。

近頃、福州、青島、西安ハルビンなどの場所からの嫌がらせ電話がよくあると広州の株投資家の王さんは述べた。これらの電話の内容は、大体株の仕手に関する話だという。調査によると多くの投資家が似たようなことを経験したことがある。

しかし、これらの投資家の情報はどこから獲得したものか? もともと厳格に秘密にするべきな情報が流出した理由は何か?

インターネットで検索すると、株投資家の情報が商品となっていることがわかる。様々な株投資家の資料を販売する情報はすでにインターネットで氾濫しているのだ。一人の株投資家情報の売価は1角(0.1元)ぐらいだという。

業界のアナリストの分析によると、多くの投資家、特に初心者の株投資家はコンピュータのアンチウィルスの知識が不足しているためコンピュータにウィルスが侵入した状態で操作を行なって情報が盗み取られている可能性が高いという。

さらに、最も可能性が高い情報流出ルートとしては証券会社だと見られている。証券会社内部のアカウント情報がコピーされ外部に持ち出された可能性があるという。

情報によると、現在、専門に株投資家の情報の収集、売買などの活動に従事する名簿会社がある。株投資家は1つのルートから自分の情報が公開されてしまったら、関連情報は取引や交換を通じて多くの会社や詐欺グループに公開される可能性があるという。


まあ、流出元はウイルスというより、証券会社でしょう。

歩合制の営業が多そうだし、不動産会社と同じ理屈で一度ある場所に電話をすると、聞いたこともない会社から電話が次々とかかってくるのと同じ理屈ではないだろうか。