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中国、ネットショッピングの消費者動向。売れる場所と売れ筋商品は?

2010年5月9日、中国国内最大のネットショッピングサイト淘宝網は《2009-2010年度のネットショッピングの利用頻度が高い都市》を発表した。統計によると、過去1年間、購買力のトップ10はすべて中国東部(沿岸部)の都市で、主に1級、2級の都市です。上海が第1位で174.2億元。北京が2番位の112.5億元です。その後の順位は深セン杭州、広州、南京、蘇州、天津、温州と寧波と続きます。

現在、ネットショッピング購買力のトップ10都市で最も人気がある商品は、アパレルとデジタル機器です。レディースアパレルが第1位で12.17%の割合を占めているます。その中でも、パーカー/ウールセーター、ニットウエア等が人気となっています。そして、レディースアパレルの次に人気となっているのが、携帯電話と化粧品です。

また調査によると、ネットショッピングの利用者数と取引回数の面は女性が男性より多い状態です。しかし取引単価は男性のほうが高い状態にあります。これは高価なデジタル機器の購入者は男性が多いためだと思われます。

2009-2010年度中国のネットショッピングの購買力のトップ10都市 (成約金額:億元)
上海 174.2、北京 112.5、深セン 64.8、杭州 56.2、広州 48.5、南京 34.6、蘇州 34.2、天津 29、温州 28.7、寧波 28.6

2009-2010年度中国のネットショッピングの購買力のトップ10都市 (成約金額のパーセンテージ)
上海 8.67%、北京 5.60%、深セン 3.23%、杭州 2.80%、広州 2.42%、南京 1.72%、蘇州 1.70%、天津 1.44%、温州 1.43%、寧波 1.42%