中国インターネット事情

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中国のネット利用者、毎週まる1日ネットに費やす。結構なヘビーユーザであることが判明

中国のインターネット利用者がネットに費やす時間は平均毎週22.2時間で、エンターテイメントとコミュニケーションがその利用目的だという。

著明なリサーチ会社Millward Brown所属Dynamic Logicが行ったこの調査は、調査対象の2000人のインターネットユーザーが29省に分布していて、中国のインターネットユーザーの分布と同じになるように行われた。

調査によると、積極的に利用するネットサービスの順番は:メールを受信・送信、音楽ダウンロード、オンラインビデオ、ニュースや時事問題を読む、ラジオやポッドキャストを聴く、オンラインショッピング、インターネットバンキング、コミュニティのチャット、フォーラムの発言、ブログ、オンラインゲーム、SNSとなっている。
また、中国のインターネット利用者がよく訪問するSNSサイトランキングは:QQ空間、人人網、開心網、千橡開心網、およびグローバルSNSサイトの順番になっている。

米国の状況と比較すると、中国ではより多くの利用者に娯楽ツール、コミュニケーションツールとして使われている。例えば、86%の中国のインターネット利用者は、よくオンラインで音楽をダウンロードするが、米国でこの数字は55%。64%の中国のインターネット利用者は積極的にコミュニティでチャットをしたり、ブログを書いたりするが、米国インターネット利用者の割合は36%に留まっている。

音楽に関しては違法なものがあるので割り引く必要があるが、ネットが手軽な娯楽として中国で利用されていることは疑いようもない。労働時間の半分に相当する時間をネットに費やしているのだからある意味凄い数字である。