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中国のIT巨頭が“グーグル事件”を解読 3つの勢力が並び立つ中国ネット業界part1

3月28日、深セン市人民政府と“数字中国連合会(e-China Alliances)”の共同で開催する2010中国のITリーダーのトップ会議は深センで行われた。

この会議には、中国の最も影響力があるインターネット企業のCEOが集まった。 

今回のトップ会議は“中国情報産業界と投資界の最高レベルの年度の会議”と云われていて、60人以上の国内外トップのIT企業リーダーや投資家、および500人の専門の聴衆が参加した。

“ITは中国の経済発展新しいモードをリードする”と言うテーマにめぐり、テンセントのCEO馬化腾、百度のCEO李彦宏、およびアリババのCEO馬雲、このインターネットのリーダーの三人が対話を行

った。対話の話題は各社間の競争、技術の成り行きと検索、電子商取引等の話題だった。

中国の最も影響力を持つインターネット企業のCEOとして、彼らの対話は業界の焦点になっている。

 

百度、アリババ、テンセントは、最大の競争相手になる。

“あなたは今後の数年に最大の競争相手は誰だと思いますか?”と数字中国連合会の常務理事劉二飛は李彦宏(百度)に質問した。
“実は現在私達(百度とテンセント)、馬雲(アリババ)も含め、確かにいくつかが競争関係の業務があるが、これは私達の発展の主要な矛盾ではありません。”と李彦宏は含蓄ありげに答えた。

 
焦点の1:中国のIT巨頭が“グーグル事件”を解読

李彦宏:百度が独自にサーチエンジンの領域を支配することにはならない。

会議の聴衆質問の部分で、“谷歌の検索技術が百度よりずっと良い”とある人が率直に言った。

その話に対して、“昔テンセントはMSNに勝ったときも、淘宝網はeBayに勝った時も、この問題は討論させなかったが、今私達の番になって突然にこんなにいっぱいの人が関心を持つことになってい

る。
やはりとても圧力があると感じる。”と李彦宏(百度)が言った。

グーグルが中国から撤退した後、百度が支配的な地位になって競争がなくなるとか、百度の技術の進歩がなくなるとか、サービスが悪くなるとか、ますます商業化するとかの心配の世論について、李

彦宏は心配の必要がないと保証した。

彼の説明によると、今中国のサーチエンジン高度成長の段階で、少なくとも5年間は成長すると市場で予測されている。「捜捜(sousou)」(騰訊)、「搜狗(Sogou)」(捜狐)、「有道(Youdao)

」(網易)、「Bing」(Microsoft)、「Yahoo!」(雅虎中国)、ユーザーは多くの選択がある。それが国内のサーチエンジン市場の競争を促進するという。