急拡大する中国ネットショップの歪み。サービスは昔に及ばず苦情が増える「京東商城」
最近、中国大手のショッピングサイト「京東商城」(www.360buy.com)はメディア露出率が高いB2C企業になった。
このサイトは、家電や携帯、PCなどに注力するネットショッピングサイトである。
今年1月にタイガーファンドから1.5億米ドルの融資を獲得してから、「京東商城」は、様々な展開をしているが、
さきごろ、「京東商城」のCEO劉強東は成都(四川省)で拠点を正式に運営すると発表した。
この拠点には5億元を投資して、研究部門、倉庫、配送、アフターサービスなどの機関を設立する計画だという。
この投資により、成都市街区ではネットショップで購入したものが購入当日に配送できるという。
またさらに「京東商城」はSNS製品を研究開発していて、買い手にコミュニティ体験を提供する予定だと劉強東が、マイクロブログ(ツイッタークローン)で述べた。
物流、SNS...融資を獲得した「京東商城」は多くの領域で頻繁に拡大を図っている。
しかし、業界関係者の分析によると元々B2Cは低収益だが、「京東商城」の価格はだんだん高くなっていると云う。
それに対して、サービスは昔より悪くなり、消費者からの苦情も増えているようだ。
いま、多くのユーザーが「京東商城」のライバルサイトに、移り始めているという。
急速に拡大する会社が、いかに質を保っていくか。
これは、中国、日本問わずの課題であると思うが、特に中国ではその拡大の幅が桁外れなので、歪みが蓄積しやすいと云えよう。