中国EC事情 ネットショップがニセ”ブランド”商品の「製造」と「販売」を容易にする
最近の1ヶ月間、蕭山(杭州)商工業部門は、偽物の“婷美”(下着のブランド)下着がインターネットで売られることを二回も発見して処理したという。
商工業局員は匿名で提供された情報によって、その偽物を売るネットの店の所在地に着いた。
そのネット店の所在地で、大量の“婷美”と書いたマークと多くの半製品の下着を見つけた。
調査によると、そのネットの店の経営手法は、ネットで半製品とマークを購入、それを縫い付け、簡単に加工した上で、ブランドの下着のように包装して自分のネットの店で販売するものである。
価格は仕入品の半製品よりずっと高いが、正規ルートの“婷美”下着よりはずっと安く販売できるという。
つまり、ネットショップでいくつかの原材料を仕入れて、加工、さらにネットショップでそれを販売するというパターンだ。
ネットショップ大手の淘宝(タオバオ)が
https://chinese-homepage.com/modules/d3blog/details.php?bid=19
このような偽物対策に乗り出したのは依然書いたとおりであるが、購入する客自身が偽物と見抜けなければ問題は発覚しないし、客も偽物だとわかっている場合も多い。
筆者も、SONYのメモリースティックを購入して、1年間偽物だとは気付かなかったことがある。
デジカメを購入したときに、マジックゲートに対応していないと表示がでて、初めて偽物だとわかったのだ。
企業の方でも、偽物対策として、客に何らかの情報を与える必要があるということだろう。
それにしても、まだまだ偽物の氾濫は収まりそうにない。