中国インターネット事情

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10%のPVでも利益はYouTubeと同じ。動画サイトは中国式“Hulu.com手法”へ?

動画を共有することを主流としていた時代は除々に終わり、中国国内の動画サイト業界は運営手法の変革を経験しようとしている。

“Hulu手法”は現在の動画サイト業界の最も人気があるキーワードになっている。

動画サイトが流行り始めた数年間、中国の主要な動画サイトは皆“中国のYouTube”と自称した。

しかし、広告収入が少ないため、多くのサイトは未だ損益分岐点を超えられずにいる。

米国では、動画サイトHulu(www.Hulu.com)が人気になって、そして、世界の初めての運営1年目から利潤を出す主流の動画サイトになった。

中国国内で収益性に苦戦する動画サイトの経営者達はHuluに希望を見た。

“Hulu手法”も中国で登場し始めた。

“激動網”(www.joy.cn)は最初から本物の動画サイトにすると決めたサイトとして、更に自分が1番最初の“中国のHulu”と公言した。

今焦点となっている“Hulu手法”について、“激動網”のCEO呂文生はこの手法が中国でヒットした理由は主に、HuluはYoutubeの10%のPVもかからずに、Youtubeと同じくらい収入を獲得したことだと表明した。

動画サイトは“Hulu手法”を選ぶのは必然になるとも述べた。

しかし、業界ではこの考えと異なる見方をする人もいる。

中国のインターネット利用者の好みと考え方は米国と違うから、“土豆網”(www.tudou.com)のCEO王微は“Hulu手法”は中国で発展の見込みはあまり期待できないと考える。

中国の“Hulu手法”は成功するかどうか、まだ何も言えない。

しかし、利潤が得られていない以上、これから中国の動画サイトには多分何か変革が起きるだろう。

http://travel.joy.cn/video/1111598.htm

“激動網”の北海道紹介ビデオ

このHuluの手法は動画サイトというより、ネットテレビといった手法のように思える。

電波放送局No1の湖南テレビのように、中国人の支持を得るネットテレビ局は出現するのだろうか?